葬儀は大体日中に行われますので、仕事を持っている人にとっては参加できない場合があります。そこで、前日に行われるお通夜に列席する場合が増えています。服装としては、告別式の前日に取り急ぎ駆けつけるといった意味合いが強い儀式ですので、ブラックスーツやダークスーツなどの地味な平服であれば問題ありません。
もちろん用意ができるのであれば、喪服でも構いません。ネクタイや靴下も黒が原則ですが、事前に用意しておくものではありませんので、地味なものであれば平服でも構わないとされています。ただ、腕時計や結婚指輪以外のアクセサリーは外しておく方が無難です。
香典は、持って行かなければなりませんが、香典袋をむき出しにして持つのではなく、袱紗に包んだまま手に持っておきます。不祝儀用の場合の袱紗の色は、紫、緑、藍、グレーなどですので、結婚式で使うものと混同しないように注意が必要です。
受付で、お悔やみの言葉を述べ、香典を渡して、記帳を行います。返礼品はこの時受け取る場合は多いです。仏式の通夜の流れは、僧侶の読経、遺族や親族の焼香、一般参列者の焼香ちおいった順番になります。焼香に関してもルールがありますが、立礼焼香が普通です。
自宅で行われるなど、会場が狭い場合は、回し焼香などが行われます。